呼吸不全に対する評価と治療|循環・呼吸器疾患のリハビリテーション
理学療法士は、呼吸・循環器疾患患者の「息切れ」症状を臨床の現場で経験することが多く、
リハビリテーションに難渋する要因の一つでもある。
内部障害は多岐にわたるが、
中でも呼吸・循環の領域において解剖学・運動生理学といった安静時~運動時における生体反応の理解と
臓器連関を通した臨床推論は教育場面において学習不十分であることが多い。
個人的には座学で学ぶ知識と、
長い臨床経験を経て点と点が繋がっていく感覚を経験する。
今回は「息切れ」に焦点をあてる。
呼吸不全における病態生理
- 換気血流比不均衡
- シャント
- 拡散障害
- 肺胞低換気
の基本的知識を
臨床場面に統合させ、臨床でのリアルワールドへ繋げていきたい。
最後に、COPD・心不全患者の生命予後は、
「退院後いかに活動的であるか」が重要な要素の一つである。
呼吸器・循環器双方で起こりうる息切れは身体活動を大きく制限させてしまう。
活動低下から運動耐容能やQOL低下も惹起されるが、
- 筋の酸化代謝能
- 筋力
- 自律神経機能
- 血管内皮機能
などの機能不全や、
食思低下・栄養不足など相互に影響し合う部分が大きいことが考えられる。
呼吸器・循環器の知識と合わせて、基礎となる「廃用」の要素にも注目出来ればと考えている。
オンラインセミナーのプログラム
① 呼吸不全における基本的知識の整理
~解剖学・運動生理学を通して息切れのメカニズムを考える~
② 循環器/呼吸器疾患におけるSpO2低下の捉え方
~呼吸器・循環器疾患の特徴から症状や病態を理解する~
③ 症例検討(呼吸器・循環器を通して)
~症例から学ぶ!理学療法アプローチと臨床推論~
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