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脳血管障害における姿勢障害の捉え方~座位・立位から歩行につなげる~#168

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伊藤 克浩 先生

山梨リハビリテーション病院 リハビリテーション部 副部長 /IBITA/JBITA認定成人中枢神経疾患上級インストラクター / 活動分析研究会顧問

 

 

ボバース概念に基づく脳卒中片麻痺患者の評価と治療について、姿勢コントロールの観点から歩行についてご講義いただきます。


 

日本ボバース研究会 会長の伊藤克浩先生による実技講習会。
脳卒中患者への運動療法の適切な評価とアプローチを今、あなただけにお教えします。

 

年間30万人が脳卒中を発症するといわれている超高齢化社会のいま、
臨床の中で脳血管障害の患者様のリハビリを担当したことがないというセラピストは、いないのではないでしょうか?

 

臨床の中で見られる脳卒中患者様のパターンは、当たり前として考えられてきました。

 

しかし、その独特なパターンはセラピストによって作られてしまうということをご存知ですか?

 

適切な治療時期を見極め、運動負荷量、リハビリテーション方法をしっかりと考慮することで
脳卒中患者の独特なパターンを抑制し、効率の良い動作を獲得することは可能なのです。

 

在宅復帰率を重視される今、効率の良い動作を獲得し、在宅でのリスクをいかに減らすことが出来るか、それはあなたの腕にかかっています。

今回は、日本ボバース研究会会長の伊藤克浩先生にお越しいただき、
脳卒中患者の基本動作~歩行動作に必要な姿勢制御機構をご講義頂きます。

 

概要


脳卒中者の歩行障害に対する従来の運動療法は、潜在能力がかなり高い症例であっても、画一的に3動作継ぎ足歩行からスタートして「杖・右(麻痺側下肢)・左(非麻痺側下肢)」と号令をかけ、まるで随意活動の一部のような方法で歩行練習が行われてきた傾向があります。

 

すなわち片麻痺者の典型的な歩行は療法士によって作られている可能性があるのです。

 

本来歩行に必要な姿勢制御機構は、脳幹網様体から両側性に制御されている部分が多く、
また、リズミカルな下肢の筋活動は脊髄CPG(中枢性パターン発生器)による自律(自動)的な要素が深く関わっているので、姿勢制御機能の潜在性が高い症例では最初から交互歩行を目指した方が効率的な場合もあります。

 

しかしそれを見極めるためには、いつどのような歩行練習を始めるかといった症例に合わせた細やかなクリニカルリーズニング能力が療法士には要求されます。

 

当日は実例を交えてそのリーズニングに必要な姿勢制御機構の背景と、実技を通してその介入方法を提示したいと思います。