中枢神経疾患の臨床動作分析~安定した歩行動作獲得の為に~#154
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鈴木 俊明 先生
関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 教授・学科長 / 関西医療大学大学院 教授・研究副科長
中枢神経疾患・脳血管疾患の歩行動作も運動学的に捉えれば難しくない
脳血管障害の立位・歩行動作はいびつな動きをしているためになかなか捉えられないという新人の頃の特有の悩みがあると思います。
そしていつも指導は
「正常動作と異常動作の違いはなんですか?」
と教えてもらうことって多くないですか?
でも少し待ってください。そもそも正常動作とどのように比較すればよいのでしょう?
そして正常動作とは、いったい何を基準に正常動作って言うんでしょうか?
このあたりで学生時代に、もしくは今現在も悩んでおられる方はいませんか?
でも少し言葉を変えてみましょう。
正常動作を「正常に動作を遂行しやすい動き方」という言い方に変えてみればわかりやすくないですか?
正常に動作を遂行しやすい動き方として例を挙げるのであれば、立ち上がり動作の際に座面の支持基底面から足底の支持基底面に重心を移動させますよね?
そうする理由は明確だと思います。それがなぜ効率的なのかも。
もうわかりましたか?
正常動作=運動学なのです。
今回のセミナーでは、脳血管障害の患者様の歩行動作の問題点の抽出の仕方、そしてその動作に対する治療方法を運動学的を用いて徹底的にご講義頂く予定になっています。
本講座を受講していただくことで、以下のメリットがあります。
〇各歩行周期における観察の要点が理解できる。
〇関節運動学的な視点から、治療方法を確立することが出来る。
〇実際の患者様の動画を見ながらの講義を進めていただくので、視覚的にも理解しやすい。
〇ディスカッションを交えて講義を行うことで、第三者の意見交換もできる。
【本講座受講後、明日からの臨床での視診力が必ず変わります】
【概要】
リハビリテーションを行う際に、その評価として、姿勢分析、動作分析は必須である。
この講演では、神経疾患の動作分析を明確にすることを目標にする。
具体的には以下の点については、受講生のみなさんにできるだけ理解いただきたいところである。
【プログラム】
1 現象と運動
2 健常者の動作分析
1)椅子からの立ち上がり動作
2)歩行動作
3)上肢挙上動作
4)脳血管疾患の臨床動作分析
本セミナーでは正しい運動学にもとづいた動作分析を熱く語ります。
※本セミナーは講義が中心ですが、ディスカッションと実技を一部含みます。