脳血管障害に対するリハビリテーション(入門編) ~起居動作の獲得から座位バランスの安定性向上について~#123
藤野 文崇 先生
株式会社ソフトアップJ 福祉事業部 エントレリハ 福祉事業部統括技術部長 / 理学療法士
脳血管障害に対する治療の基礎は、起居動作にあり
新人のセラピスト必見!
明日からあなたの治療に対する視点がガラッと変わります。
脳血管障害に対するリハビリテーションは、基礎を固める事が第一になるのです。
本セミナーでは脳血管障害に対する治療指導と共に、起居動作の問題点の抽出方法と、ADL動作に必要な要素について検討し、いかに各動作を繋げていくかを考えます。
治療については、支持基底面内での重心移動や、バランス能力をいかに獲得していくかの治療戦略についてご講義頂きます。
※6月の応用編では、本セミナーを踏まえた上で歩行能力をどのように分析し、獲得するかを考えていきます。
ぜひ続けてのご参加をおすすめします。
脳血管障害のリハビリテーションを進めるにあたり、支持基底面での重心移動を理解する為には、
まず起居動作の中で正しい重心移動や動作を獲得していくことが大切です。
そのために必要なのは、神経生理学や運動学などの基礎医学とともに、基本動作の動作分析が必須能力となります。
本テーマを5月、6月の二回に分け、最終的に歩行動作の獲得を目指した内容にしていただきます。
【概要】
近年、脳血管障害に対するリハビリテーションとして早期離床、早期歩行などの機能的な介入を行うことが一般的となり推奨されている。
しかし、十分なバランス練習を行わずこれらの機能的な練習を行っていないであろうか?
今回の研修会においては、皆さんとともに、背臥位、腹臥位、座位での活動に焦点をあて、
立位動作の準備について再検討を行っていきたい。また、これらのバランス練習前について自験例について紹介する。
なお、6月に脳血管障害に対するリハビリテーション(実践編)と合わせて受講されることをおすすめします。
【プログラム】
10:00~イントロダクション
視覚情報、触覚情報について考える
11:00~
背臥位でのアプローチの提案
(自験例の紹介含む)
13:00~
腹臥位、パピーポジションでのアプローチの提案
14:30~
寝返り、起き上がり、座位について考える