2021年11月2日

アナトミートレインと消化器系疾患|エポック筋膜リハスクール中級編#1060

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波田野 征美 先生

理学療法士 / Mr.コリとる院長 / Oriental Physio Academy 代表

 

アナトミートレインから診る消化器系疾患

便秘で何日もお通じがなくてお腹が苦しい

下痢気味で何度もトイレに行ってしまう

胸焼けがして苦しい

げっぷがよく出る

食欲があまり出ない

 

こんな症状を抱えた患者様はたくさんいると思いますが、あなたはそんな時どうしていますか?

 

「リハビリ職種が手を出せる分野じゃない。」

「ドクターに薬を出してもらうしかないでしょ。」

 

そう思っている方も多いと思いますが・・・

 

実はアナトミートレインを使うことで評価と治療ができるんです。

 

 

アナトミートレインの問題から内臓の不調が推察できる

 

筋膜リハスクール中級編の前半ではアナトミートレインと東洋医学で使われる経絡の一致に着目し、東洋医学で使われる経絡治療のルールに基づいてアナトミートレインの問題による可動域制限や筋力低下、それに伴う痛みや痺れといった運動器の症状を解決する方法をお伝えしてきました。

 

しかし、アナトイートレインと経絡が実は同じものだと考えた場合、東洋医学では経絡を治療することで内臓の働きが改善され、運動器以外の様々な症状にも対応できるとしていますので、アナトイートレインを治療することで内臓の働きが改善することが可能になるのです。

 

そして、後半はそんなアナトイートレインの問題から内臓の不調を推察し、その不調に対してのアプローチ方法をお伝えしていきます。

 

 

筋膜は内臓とも繋がっている

筋膜は「筋の膜」と書くため、筋肉だけを包んでいると勘違いしている方もいると思いますが、実際には筋だけでなく骨やその他の軟部組織、内臓といったあらゆる組織を包み、接続しています。

そのため筋膜の問題は内臓の機能にも影響してきます。

 

そして、アナトイートレインと走行が一致している経絡には「胃経」「肝経」「腎経」「肺経」など各臓器の名前が付けられており、それぞれの内臓と関係があり、内臓の不調は経絡に現れ、経絡を治療することで内臓の不調を改善できるとされています。

 

つまり、内臓の不調はアナトミートレインの問題による運動器の症状として現れ、それを治療することで内臓の不調を改善させることができる可能性があるのです。

 

実際に一例ではありますが、新型コロナ過が起こる前のオフラインセミナーでは実技練習として問題のある経絡すべてにアプローチするのですが、とある受講生から「3ヶ月前から不眠だったのですがセミナーから帰ったら睡魔に襲われてそのまま朝まで目覚めることなく眠ることができました。」と連絡があり、さらにその数日後には「便秘も良くなりました」という連絡があったほどです。

 

患者様の多くは運動器の症状、消化器の症状、呼吸器の症状、循環器の症状などが混在しています。

西洋医学では異なった疾患と考えられても、東洋医学では全ては同じ原因から引き起こされている考えます。

筋膜リハスクール中級編の後半の5回を受講することでアナトイートレインの異常による運動器の症状とその他の症状との関連性を知ることができます。

 

 

そして、筋膜リハスクール中級編第6回目は消化器疾患の典型的パターンと東洋医学的解釈についてお話します。

 

 

プログラム

・代表的な消化器疾患(便秘、下痢、胃腸炎など)

・消化器疾患の東洋医学的病態

・経絡から診る消化器疾患の典型的パターン

・代表的な経穴治療