エポックセミナー

リハビリで安心を与える徒手技術|タクティールケア入門#1044

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講師:原 智代 先生

プロフィール

日本スウェーデン福祉研究所シルヴィアホーム認定インストラクター。
長年 、介護福祉士として認知症患者のケアに当たり、2006年にスウェーデンで「タクティール®ケア」を学び、現職へ。日本での普及に努める。

 

 

リハビリは信頼関係を築くことが重要です。

あなたはこのような体験はありませんか?

 

  • リハビリで最初から運動療法をしようとすると患者様に嫌がられてしまう
  • 認知症の患者様に暴言をはかれることが多い
  • ターミナル期の患者様に何かしてあげたいのにどうしていいかわからない
  • 患者様に安心感を与えて、うまくコミュニケーションを取れるようにしたい

 

リハビリといえば運動療法が中心になっており、軽い力でさすったり、揉んだりすることは、リハビリと言えないと言われることがあると思います。

 

しかし、本当にいきなり運動療法をしても良いのでしょうか?

 

実はリハビリ前にあることをするだけで

患者様の安心感を高めたり、パフォーマンスを高めることができるのです。

本セミナーではその秘密をお教えします。

 

リハビリ前に〇〇をするだけ|パフォーマンスを高める手技とは?

 

あなたは運動をする前に準備運動としてストレッチであったり、

マッサージをして身体をほぐしたりしませんか?

 

患者様も同じです。

 

いきなり、運動療法をしようとしても準備ができていません。

 

ましてや、患者様は身体に痛みや痺れ、麻痺、体力の低下があってリハビリへの期待と同じように強い不安を抱えていて、余計な緊張が入っている状態です。

 

そのような状態で、急にリハビリを行っても十分な効果を発揮できません。

それどころか、場合によっては患者様との信頼関係が構築できずに、リハビリ拒否なんてことも起きてしまうかもしれません。

 

あなたが患者様との関係を良好にし、リハビリの効果を最大限発揮したいと考えているのであれば、まずは「触れる」ことの重要性を理解してみませんか?

 

我々の業界ではタッチの技術と呼ばれます。

触ること一つで感情を整え、パフォーマンスを高めることができると言われています。

 

その技術の一つがタクティールケアで学べます。

 

タクティールケアは「オキシトシンを分泌させて安心を与えるタッチケア」として知られており、

患者様の感情コントロールや痛みのコントロールが可能になります。

 

 

徒手技術で分泌する愛情ホルモン「オキシトシン」で不安解消

 

オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれていて、分泌されると「自分は愛されている」と感じられて人や動物に対しての愛情が高まり、「親密な関係を築きたい」という気持ちが増すとされています。

最近の研究でもオキシトシンの分泌によって鎮痛、不安の軽減、摂食欲求の抑制、安心感を与えたりやストレスの軽減に大きく関わっていることが分かっています。

オキシトシンが分泌されて患者様から「親密な関係を築きたい」と思っていただけたら、リハビリもこれまで以上にスムーズに行えると思いませんか?

 

そんなオキシトシンを分泌させるために必要なことが「優しく触れること」なのです。

 

 

タクティールケアはラテン語の「タクティクス(触れる)」に由来する言葉で、その意味が示すように、手を使い、相手の背中や手足に、やさしく触れるスウェーデン発祥のタッチケアです。

 

タクティールケアのタッチによって、皮膚にある触感の受容体が刺激されます。

するとその刺激は知覚神経を介して、脳の視床下部へ信号が送られ、脳下垂体後葉で「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。

またタクティールケアのタッチはオキシトシンの分泌だけでなく、ストレスや不安を感じた時に分泌されるコルチゾールの量が減少したという研究もあります。

 

こういった結果からもタクティールケアを行うことで患者様のストレスや不安を解消し、信頼関係を構築することができることがわかります。

 

タクティールケアのタッチケアは認知症の不穏にも効果が認められています

 

またタクティールケアは認知症ケアに特化した教育機関「財団法人シルヴィアホーム」の教育プログラムに取り入れられることもあるように認知症のケアとしても注目されています。

 

認知症には幻覚、妄想、興奮、不穏、徘徊、焦燥、社会的に不適切な言動、性的逸脱行為、暴言、抑うつといったBPSDと呼ばれる症状が出てくることがあり、認知症の患者さんに暴言を浴びせられたり、暴力を振られたりでリハビリやケアがうまくできなくて困ったりすることも多いと思います。

 

そんな中で「タクティールケア前後の生理的指標と心理的指標を比較した結果, 脈拍数の減少, 収縮期血圧値の低下, 経皮的動脈血酸素飽和度の上昇, リラックス度の上昇を認めた」

という報告や

「認知症高齢者で阿部式 BPSD スコア 13 点以上の入院患者を対象とし, ケア後に同評価を行なった結果, 対象患者全員の阿部式 BPSD スコアの減少を認め, Wilcoxon 検定にて有意差があった」

という報告もあり認知症のBPSDにも効果があることも認められています。

 

 

子供から大人まで幅広い人を対象に施術ができる技術です

 

その他にも

  • がん
  • 自閉症や発達障害
  • うつやパニックの緩和
  • スキンシップを必要とする子供や高齢者
  • 親子、夫婦、職場の同僚、友人

といった方に対してストレスの緩和や関係性の構築などの効果が期待できます。

もともとは未熟児のケアから始まったものなので、乳児から高齢者まで、健康的な方から終末期の方にまで行えます。

オキシトシンの分泌の増大とコルチゾールの減少は施術者自身にも認められており、施術者自身にも効果が期待できます。

 

タクティールケアの5つのメリット

  1. 触れる(撫でる&さする)だけなので誰でもできます
  2. 触れる(撫でる&さする)だけなので疲れず、何歳になってもできます。
  3. 触れる(撫でる&さする)だけなので非侵襲的で安全です。
  4. 自分も癒されます
  5. 自分の手だけあればいいので準備が必要ありません

 

このように誰にでも簡単にでき、安心・安全で、なおかつ疲れない。

そして、人や疾患を選ばずにしっかりとした効果を出せるタクティールケアを学んで患者様の不安を取り除いてあげましょう。

 

 

 

プログラム

  1. はじめに
  2. (例)シルヴィアホームとのかかわりなど
  3. タクティールケアとは
    (例)タクティールケア=スウェーデン発祥のタッチケアなど
  4. タクティールケアの効果
    (例)タクティールケアは心地よさや安心感、痛みの軽減をもたらします。その根拠として、オキシトシンホルモンの分泌と痛みをやわらげるゲートコントロールです。など
  5. オキシトシンがもたらす影響
  6. ゲートコントロールがもたらす影響
  7. 多くの学術研究で示された可能性など
  8. 医療・介護現場での活躍など
  9. その他
  10. タクティールケアの手技・方法

 

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