歩行自立に必要な方向転換のリハビリ技術を学ぶ~足部・足関節と膝疾患編~#1042
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講師:篠原 崇志 先生
立松整形外科・内科クリニック / 理学療法士
歩行動作の中に方向転換がいくら含まれているか理解していますか?
自宅での生活となると実は真っ直ぐ歩行をするより
方向転換の方が割合が多いと言われています。
そのため、歩行を自立させるためには方向転換動作を獲得する必要があると思います。
足関節・足部や膝関節疾患の患者さんは歩行中の重心移動を股関節や体幹で代償している方が多くいます。
そのためか動揺が大きく制御が難しくなっている方も多いです。
ヒトは進化して二足歩行になったため、歩行中に地面から情報が入るのは唯一足だけです。
そこに問題があれば歩行を安定させることも困難になる例がいくつもあります。
また膝に関しても変形等が生じていることでその上に乗っている股関節や骨盤に対しても
正しい情報が得られず代償せざるを得ない場合が多くあります。
その結果歩行が安定しなかったり方向転換時に後方へ転倒してしまう場合があります。
今回は足や膝の特徴や役割を学習しつつ歩行や方向転換動作を力学的に考え伝えていこうと思います。
プログラム
・足と膝の特徴と役割
・動作におけるニュートンの法則の理解について
・床反力中心(COP)と重心(COG)の考え方について
・慣性力の考え方、臨床への応用について
・転倒について
2日目
・実際の方向転換動作についての考察
・方向転換の動作観察のポイント
・方向転換の転倒リスク理解のための評価項目などの紹介
・症例検討
・治療の提案
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