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高次脳機能障害への関わり方|注意障害を中心に#897

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東 翼 先生

作業療法士/認定作業療法士

 

 

高次脳機能障害を呈した患者様へのアプローチ方法に悩んでいませんか?


高次脳機能障害があると、なかなかリハビリがうまく進まないことが多いものです。

 

・病的な状態に本人が気付いていない

・指示の伝え方が難しい

・課題が長続きしない

・興味が移りやすい

・意欲を引き出す課題を見付けにくい

 

このような事で、思うようにリハビリが進まないことはないでしょうか。

 

高次脳機能障害は、病気や事故などによる脳の損傷は60%以上の方に出現すると言われています(60代以上の対象者)。

 

重症度の差はあるものの、脳損傷の患者様に関わるセラピストはほぼ必ず対応することになります。

 

つまりあなたがリハビリを行う上で

高次脳機能障害の知識は必須だということになります。

 

また、急性期・回復期を経た退院後の維持期でも、後遺症として残ることも多く、

患者様の家族様や患者様に関わる人達への説明や関わり方のアドバイスも必要になってきます。

 

そして高次脳機能障害の中でも、注意障害は約30%という高い割合で出現します。

注意障害とは、様々な機能にかかわる基本的機能である注意が障害された状態です。

注意の中でも分類があり、それらが複雑に組み合わさります。

また、重症度によって出現する症状は様々です。

 

注意障害における遭遇頻度の高い症状として、集中力の低下、情報整理の困難、易疲労性などがあげられます。

つまり、最初に書いたように、あなたが悩んでいる患者様は注意障害が関係していることが多いのです。

 

高次脳機能障害患者様と関わる際のポイント


これらの症状に対応しつつリハビリテーションを実施していくにはきちんとした評価・検査はもちろんですが、ちょっとしたコツが大切になります。

いくつかのポイントを押さえることで、アプローチ方法が見えてくるようになります。

 

・どの程度の残存能力があるのか?

・現状の課題はどの程度できるのか?

・課題のどこに、どんな風につまずくのか?

・課題の量や質は適切なのか?

・課題を行うのに環境が適切なのか?

上記をまず把握することが重要となります。

 

本セミナーでは、高次脳機能障害の基礎を踏まえ、今回は主に注意障害について説明します。

実際に担当させていただいた患者様を例に、具体的な評価やアプローチについても紹介できればと思います。

 

 

プログラム

・高次脳機能障害について
→高次脳機能障害の概論と、脳の障害部位別で出現し易い高次脳機能障害について説明します

・注意に関わる脳機能・構造
→注意機能についての概論です。伝達経路やそれに関わる部位や注意障害はなぜ起きるのかを説明します。

・注意障害の分類
→注意障害にも種類があり、それぞれの特徴や生活中にどのように現れるのかなどを説明します

・評価・アプローチ
→評価の種類や内容の説明、評価結果の読み取り方、実際に関わった症例をもとにアプローチ例を紹介します

一緒に高次脳機能障害が苦手という意識を克服してみませんか?