歩行の評価と治療~バイオメカニクスと神経生理学の臨床応用~#763
中山 直樹 先生
四国医療専門学校 専任教員 / 脳と動きの研究所 みふぁラボ / 理学療法士
歩行の評価・介入時によく耳にするCPG(Central Pattern Generator)=中枢パターン発生器・・・
学会発表の考察の部分で安易に『CPG』と使っているのを見た(聞いた)ことはありませんか?
歩行練習をするときに支持基底面と重心の関係性がよくわからない・・・
姿勢維持をどのように行っていて、どうやって治療したらいいかわからない・・・
長下肢装具でのリズミカルな歩行であればCPGが賦活された・・・
左右対称的な二動作前型歩行であればCPGが効いているってどういう意味?
このように悩んでいるセラピストにおすすめのセミナーです。
歩行動作の治療のための分析は難しくない、そのポイントを教えます
歩行の動作観察から分析に発展させるときに
皆さんは何に悩みますか?
歩行動作の分析に必要なのは知識です。
・解剖学的な知識しかない場合は機能解剖学的な側面について
・バイオメカニクス的な知識しかない場合は運動力学的な側面について
・脳科学的な知識しかない場合は神経生理学的な側面について
それぞれについての理解を深めるために
各分野の専門セミナーを受講しておられても
なかなか横のつながりがうまくいかないということはありませんか?
中山先生のセミナーはこれらを丁寧にわかりやすく説明してくださいますので
分析が苦手なあなたにはぜひおすすめします。
歩行の評価はCPGを理解するところから始めよう
歩行は生体力学的・神経生理学的な構成要素を考慮した評価に基づいた上で
『CPGが効いている』とするべきと考えます。
本セミナーでは、生体力学や神経生理学的な視点で『CPG』を紐解き、
歩行評価における一工夫を共有したいと思います。
また『CPG』と上肢活動との関連性から
作業療法プログラムへの工夫点についても触れますので、
作業療法士の方もぜひご参加下さい!!
明日からの臨床で、自信を持って『CPG』と言えるようになってみませんか?
こんなセラピストにオススメ
・『CPG』という言葉を安易に使ってしまっている・・・
・運動学・解剖学・生理学的な視点から歩行を解釈したい!!
・生体力学と神経生理学的な解釈の繋がりの引き出しを増やしたい!!
・10m歩行時間や6分間歩行距離などの指標を用いて歩行を評価していることが多い!!
・上肢活動の向上を図るためのOTプログラムに歩行を活かしたい!!
※本セミナーと今後の開催予定の装具セミナーを受講することで、
歩行についての理解がさらに深まります!!
プログラム
1.歩行のバイオメカニクスと神経機構
・持久性・運動耐容能の評価を6分間歩行時の距離計測だけで判断していませんか?
・力学的効率性と生理的効率性の評価は滑らかさとPCI(生理的コスト指数)がポイント?
・動歩行と静歩行は三法則(力学的エネルギー保存・慣性・角運動量保存)で解釈できる?
・『子どもは疲れを知らない』を神経機構で紐解ける?
・歩行能力の回復には皮質脊髄路よりも皮質網様体路の損傷が影響する?
