中島 陽介 先生

略歴

1970年 神奈川県横浜市生まれ。

大学では物理学を専攻し物理学者を目指すも、卒業後は世界で最高レベルの野球の世界を学びたいと思う想いが強くなり、卒業後に渡米。カリフォルニア州ロングビーチ州立大学野球部へ飛び込み、アメリカの様々な野球の世界を学ぶうちに、アスレティックトレーナーとして国際的に通用するNATA-ATC (National Athletic Trainer’s Association Certified Athletic Trainer) と呼ばれる全米アスレティックトレーナーズ協会公認アスレチックトレーナー資格の存在を知り、その後は同大学の大学院にて授業を受けながら資格取得をめざしその勉強をスタートさせる。

難関であるNATA-ATC資格取得後は、マイナーリーグでの経験を着々と重ね、2015年からLos Angeles Dodgersのアシスタント・アスレティックトレーナー兼マニュアルセラピストを任され現在に至る。

仕事内容は、ドクターと選手の間に入っての選手の健康状態の維持・管理、怪我の処置、負傷後の復帰までの期間の判断、トレードやフリーエージェントの選手の健康状態の評価などを主とし、それ以外にも選手の家族やチームスタッフ、フロントオフィスの医療関係の補助、日々の選手の治療などがある。

また試合中に常にベンチ入りをして、監督やコーチ陣と選手がどこまでプレーできるかを話し合うのも大事な仕事の一つである。その他にも、選手の投球および打撃の動作解析をしながら、選手たちの怪我の予防についてや今後のトレーニングの計画を練るなど、多岐に渡る仕事を日々こなしている。
常にアメリカン的なジョークを交えた軽快な語り口で、周囲をリラックスさせながら話に引き込んでいく不思議な魅力をもっている中島氏からは、日本人が海外で活躍するための多くの隠れたスキルを学ぶことが出来ると定評がある。

2003マイナーリーグ春季キャンプインターン
2003-2004ロサンジェルスドジャース インターンアスレティックトレーナー
2005-2014ルーキーリーグアスレティックトレーナー
2013 WBCイタリア代表アスレティックトレーナー
2015 -現在 アシスタントアスレティックトレーナー件マニュアルセラピスト