なぜ理学療法士や作業療法士はレントゲン画像をチェックすべきなのか?

 

整形外科疾患を担当する理学療法士にとって、レントゲン検査の結果を確認することは非常に重要な役割の一部です。

整形外科では、骨や関節、筋肉に関連するさまざまな疾患や怪我が扱われます。これらの疾患を適切に評価し、治療計画を立てるためには、まず患者の状態を正確に把握する必要があります。

そのため、レントゲンは重要な評価ツールとなります。

ただ、レントゲンは医師が見るものという認識が強いと思いますが、

理学療法士や作業療法士といった現場で働くセラピストもチェックすることが重要とされています。

その理由について解説していきます。

 

なぜ現場の理学療法士や作業療法士もレントゲン画像をチェックすべきなのか?

レントゲン写真は、骨折や関節の変形、関節炎の状態などを視覚的に示すため、理学療法士はこれをチェックすることで、患者の現在の身体状況を理解する手助けとなります。

例えば、骨折の有無やそのタイプ、骨の位置関係を確認することで、どのような運動療法が適切かを判断できます。

また、関節の状態を把握することで、リハビリテーションの進捗や効果を評価する際にも役立つのです。

 

さらに、レントゲンを確認することによって、治療の方向性を考える際に必要な情報が得られます。

例えば、特定の関節に負荷をかける運動が適切かどうかを判断するためには、レントゲンから読み取れる情報が欠かせません。

これにより、患者に対して安全で効果的な治療を提供することができるのです。

 

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若手理学療法士・作業療法士向け運動機能評価としての整形外科疾患画像の読影方法|組織損傷の読影のポイント

 

講師:瀧田 勇二 先生

白金整形外科病院 / 理学療法士

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