呼吸機能検査を見る意義とは?

リハビリ職種にとって、呼吸機能検査のデータの読み方を学ぶことは非常に重要です。

呼吸機能は患者の全体的な健康状態や運動機能に大きく影響するため、リハビリテーションの計画において重要な要素となります。

しかしながら呼吸機能検査データを見たことが無い、そもそもどう見ればいいのかがわからないという方もおられるのではないでしょうか?

今日はそのデータをなぜチェックすべきかについて解説します。

 

呼吸機能検査データを読むことでわかることとは?

呼吸機能検査は喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の可能性がある患者様に対しては実施していることが多く、肺活量や一秒量、一秒率といった検査データを取っています。

また、FEV1/FVC比(一秒率)は、FEV1を肺活量(FVC)で割った値で、気道の閉塞状態を評価するために使われます。この比率が低い場合、気流制限があることを示唆します。

これらの指標を総合的に評価することで、呼吸機能の障害の有無やその程度を把握し、適切な治療やリハビリテーションの計画を立てる必要があるのです。

 

もしこうしたデータを理解せず、患者様の運動療法を処方した場合、様々な弊害が出現する可能性があります。

ですので、もしあなたが呼吸リハを提供しているのであれば、こうしたデータをチェックし、どのような運動負荷で進めるべきなのかを考えてみてください。

2024年11月13日、20日(水) 20:00~21:30【オンライン開催】

基礎から学ぶ理学療法士・作業療法士のための呼吸リハに必要な胸部レントゲン・呼吸機能検査の理解