作業療法士がチェックしておくべき食事動作の注意点とは?
日常生活の中で食事をしたことが無いという方は少ないと思います。
食事動作は座ってるだけでどんな能力が必要なのか?
と感じる方もおられると思います。
しかしながら座位で上肢をFleeにしてバランスを取るということは
脳卒中片麻痺患者様にとっては比較的高いレベルを要求されます。
こうしたときに考えておくべきことについて解説してみたいと思います。
食事動作における座位姿勢は重心を自由に偏移させられるようにしよう
病院における食事動作は比較的車いすで食事をとっていることが多い印象です。
しかしながら、自宅での生活において車いすを利用しているという方は少ないのではないでしょうか?
こうした食事動作において、車いすのような安全な場所で背部が安定しているところによりかかりながらの上肢の動きというものは、重心移動を必要としません。
そのため頭頚部や肩甲帯の代償を利用しながら動いていることが大半だと思います。
そうではなく、きちんと座面に荷重し、脊柱の伸展を利用した座位姿勢の獲得が重要になります。
ではこうしたことを獲得するためにはどのようなことが重要なのでしょうか?
本セミナーでは座位姿勢における重心移動をいかに学習させるかを考えます。
2024年7月23日(火) 20:00-21:30【オンライン開催】
理学療法士・作業療法士向け脳卒中片麻痺の認知神経リハを用いたADL治療|食事動作編

講師:生野 達也 先生
動きのコツ研究所 所長 / 理学療法士