訪問現場ではちょっとした違和感を感じ取る能力が必要です

先日、訪問リハビリ現場において、目が充血している患者様に出会いました。

目が充血していると聞いてあなたはどのように思いますか?

医療従事者じゃない方であれば、寝不足かな?といった風に思うこともあるかもしれません。

しかし我々医療従事者であれば、様々な問題を考えられるようにしなければいけないのです。

その内容とは?

今日はこうしたことについて考えてみたいと思います。

 

訪問現場で覚えておくべきフィジカルアセスメントとは?

【目が充血している】

といった原因を考えるうえで循環器系の問題を考えることはとても重要な視点です。

目の充血は目の疲れやストレス、目のかわき、睡眠不足、過剰な飲酒やタバコの摂取、血圧の上昇、目の病気など、様々な原因によって引き起こされます。

また、高血圧が原因で、網膜の毛細血管が障害されると、網膜に血液が届きにくくなり、出血や浮腫が起こります。 特に、網膜の中心にある黄斑に出血や浮腫が起こると、視力低下の症状がみられます。

こうした問題を我々は考えておく必要があるのです。

 

今回の患者様は睡眠不足が原因で目が充血していたようです。

そのためなかなかリハビリに集中できないという問題を抱えておられました。

 

我々セラピストは患者様の身体に出現している問題を適切に捉え、

リスク管理をしていかなければいけません。

こうした身体症状から、患者様の身体に出現している違和感をかぎ取れるようにしていけるようにしましょう。

2024年11月21日(木)20:00~21:30【オンライン開催】

訪問リハビリに必要なフィジカルアセスメント・バイタルの評価のコツ|異変時の評価方法、急変時の対応方法