なぜ高齢者リハビリに栄養学が必要なのか?|フレイル・サルコペニアを理解する重要性
以前、兵庫医療大学の玉木先生の講習会を受講しました。
その際に患者様のリハビリにおいて大切になるのは、栄養であるというお話がありました。
実際に患者様を担当していると、私自身も含め意外と見落とされがちな視点があると私は感じています。それは「栄養学」に関する理解です。
学生時代に内科学は学んでいても、栄養学の知識は少ししか学ぶ機会はありませんでした。
高齢者では筋力や骨量の低下が転倒や骨折のリスクを高めることが知られていますが、その背景には慢性的な低栄養やたんぱく質不足が関与している場合も少なくありません。
適切な栄養管理がなければ、せっかく運動療法を行っても十分な効果が得られないことがあります。したがって、理学療法や作業療法を行う際にも、栄養状態を把握し、必要に応じて管理栄養士と連携する視点が求められます。
リハビリ専門職にとって栄養学は決して周辺的な知識ではなく、臨床成果を大きく左右する要素であると言えるのです。
なぜそれが必要なのかを今日は解説します。
運動器疾患を担当するなら栄養学の観点からフレイルやサルコペニアを必ず理解しよう
あなたはフレイルやサルコペニアという言葉を聞いたことはありますか?
フレイルとは、身体機能の低下により、ストレスへの抵抗力が減少した状態を指します。
また、サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉量の減少と筋力の低下を指します。
フレイルやサルコペニアと栄養学の知識は密接に関連しており、栄養状態がこれらの状態の予防や改善に大きな影響を与えます。
例えば筋肉の維持には十分なタンパク質の摂取が不可欠です。
特に高齢者は、筋肉合成の効率が低下するため、
推奨されるタンパク質摂取量を意識する必要があります。
しかしながら、独居老人や高齢者の在宅生活を垣間見ると、
めんどくさいから食事をしないということや、
食欲不振や食事に対する苦手意識など様々な原因により、
食生活の乱れがあることがよくわかります。
こうしたことが影響して高齢者の運動器疾患が出現しているといっても
過言ではないと私は考えます。
そのため、高齢者の運動療法を処方していても
なかなか筋肉がついてこないということも良く経験しています。
もし同じような経験をしたことがある方はこちらのセミナーをチェックしてみてください。
理学療法士・作業療法士のための疾患別リハ栄養の知識|高齢患者に対するリハ栄養
講師:坂本 陽子 先生
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