神経難病を抱える患者様のリハビリで肺炎予防についての技術が欠かせない理由とは?
近年の臨床現場では、神経難病を抱える患者様が確実に増えていると実感しています。
治療技術の進歩や平均寿命の延伸に伴い、さまざまな疾患を持ちながら長期的に生活していく方が増え、その中で神経難病を有する方へのリハビリテーションの重要性はかつてないほど高まっています。
特に、整形外科疾患が主訴で来られた方であっても、背景にパーキンソン症候群を呈しているケースは少なくありません。
こうした患者様に共通して考えるべきことことは、肺炎の予防を徹底しなければいけないということです。
今日はこうしたことについて解説してみたいと思います。
神経難病の症状を呈する患者様は年々増えている
例えば、腰痛や膝痛を訴えて来院された方が、実は動作のぎこちなさや転倒リスクの高さからパーキンソニズムが疑われることも珍しくなく、
単純に痛みだけをみてアプローチしていては改善に結びつかない場面も多くあります。
だからこそ、これからのセラピストに求められるのは、目の前の症状に囚われず、患者様の全体像や変化を丁寧に捉えられる視点です。
神経難病特有の症状の変化を理解し、その進行度や生活背景を踏まえて適切なリハビリを提供できるかどうかが、患者様の生活の質を大きく左右します。
特に呼吸機能についてはチェックを欠かしてはいけません。
高齢者の死因ランキングには第五位に肺炎が入っています。
だからこそ患者様の呼吸機能や排痰機能については徹底的に考えていく必要があるのです。
神経難病は徐々に症状が進行するその病態を理解しよう
神経難病は段階的に進行するということは皆さんも常識として知っていることだと思います。
例えば熱発、肺炎などのエピソードがあればそのタイミングで症状が進行するということはよくあることです。
特に在宅で生活していると、こうした症状の変化を家族が理解するということは難しいです。しかしながら我々セラピストがこうした体調や症状の変化にいち早く気づき、患者様に受診を進めるなどの情報提供をすることはとても重要だと感じています。
逆にこうした症状の進行に気づかず、そのまま放置した場合、転倒などの二次的問題点を併発してしまい骨折などによって入院しなければいけないということも考えられます。
我々セラピストは患者様の体調や症状の変化に敏感になるべきなのです。
こうした視点を持てるかどうかは、我々セラピストには欠かせない知識化と思います。
もし興味があるのであればチェックしてみてください。
2026年3月4日,11日(水)20:00-21:30
呼吸リハに必要なCOPD・間質性肺炎の理解|理学療法士・作業療法士向け呼吸リハスクール基礎編
講師:堀越 一孝 先生
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