理学療法士や作業療法士が覚えておきたいがん患者のリハ栄養とは?

がん患者さんは時に辛い治療に耐えなくてはいけません。 

もちろん、生きるためです。

 

辛い治療に耐えて良くなったら、また前のような生活に戻りたいと考えている患者様は多いはず。

もし治療が奏功して状態が良くなっても極度の低栄養状態では自宅復帰は容易ではありません。

 

こうした栄養学の知識はとても重要になります。もしあなたががん患者様に関わる機会があるのであれば、こうした知識をぜひチェックしてみてください。

 

がんリハにおいて栄養学の知識は重要です

健康的な生活を送るためには、適切な栄養摂取が不可欠です。栄養は、私たちの身体を作り上げ、様々な生命活動を支えています。

例えば、たんぱく質は筋肉の材料となり、骨や歯の形成にも重要な役割を果たします。一方、ビタミンやミネラルは、免疫機能の維持や、疲労の回復など、私たちの健康を支える重要な栄養素であることはあなたもご存じのはずです。

 

だからこそリハビリと栄養は、互いに密接に関連しており、適切な栄養を摂取していることが不可欠です。

例えば、筋力トレーニングを行う際には、たんぱく質の十分な摂取が必要です。筋肉の合成と分解のバランスを保つためです。また、ビタミンやミネラルの不足は、疲労の蓄積や、創傷治癒の遅延などの問題を引き起こす可能性があります。

 

こうした栄養状態を獲得するためには食事状態のチェックや、管理栄養士との情報共有など様々なかかわり方が求められます。

 

そのためにあなた自身ができることを考えてみませんか?

 

2024年7月19日(金)20:00-21:30【オンライン開催】

リハビリ現場で覚えておくべきがん(悪液質)に対するリハ栄養|リハ栄養学入門

講師:坂本 陽子 先生

医療法人社団蘇生会 蘇生会総合病院 管理栄養士

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