動作学習はどうやればうまくいくのか悩むあなたへ

コロナウィルスの蔓延により、オンラインでの活動が活発になりました。

今まで対面でやっていたセミナーもオンライン化し、

会社員の方々もテレワークという自宅で仕事ができるようになる時代が到来しました。

 

コロナウィルスの蔓延が収束した今も、オンラインという文化は継続し、

今でもオンラインセミナーやテレワークは当たり前の時代になりました。

 

これはリハビリ現場においてもこうした取り組みはできつつあり、

オンライン上で遠くにいても、患者様とオンラインでリハビリのやり取りを行うことができています。

オンライン上でリハビリを行うためには、患者様に口頭で指示を伝え、感覚をフィードバックしてもらうことでリハビリを行うことが重要ですが

どのような言葉かけが重要なのでしょうか?

今日はこうした内容について考えてみたいと思います。

 

オンラインでリハビリを行うために必要なこととは?

リハビリ現場においてオンラインリハビリが徐々に広まりつつあります。

リアルタイムに情報を伝えられるようになった現代において

離れていてもオンライン診療という形で医師の診察を受けられるのと同様に、

オンラインでリハビリを指導することもできるようになってきましたが

まだまだこれから課題は増えています。

 

そこで重要になるのが、患者様の感覚をいかに引き出すかということです。

そのためには患者様にこちらの支持をわかりやすく言語化し、相手に伝え、相手の感覚をきちんとフィードバックすることがとても重要になります。

 

「麻痺側側に体重をかけて」

 

というあいまいな指示ではなく、どのように体重をかけるのか、どれくらい体重をかけるのかをきちんと明確にすることで

患者様はより認識力を高めながらリハビリを行うことができるようになります。

 

運動学習効果を高める声かけの方法があると知っていますか?

運動学習効果を高めるために、我々セラピストが運動に対する結果を患者様にフィードバックすることで、患者様自身は自分の動作結果を理解することができると思います。

これを外的フィードバックと言います。

逆に内的フィードバックとは、固有需要感覚など患者様自身が自動的に受け取る内容のことを言います。

こうした声掛けによって、患者様の動作学習を促していくことは、我々セラピストも重要であることは認識していると思いますが、

より学習効果を高めるための声かけの方法があることをご存じでしょうか?

 

それはパフォーマンスを向上させたいという『意欲』に対して以下に働きかけるような言葉かけをするかということです。

 

我々もそうですが、よりやる気が出る、頑張ろうと思えるような言葉かけをしていただけると、テンションは上がると思います。

こうしたモチベーションを高めるための声かけは、我々が患者様にできるとても重要な役割を担っているのではないかなと常々思います。

 

運動学習効果を高める声掛けで重要なのは?

さて、こうした声かけの内容について重要な方法があります。

それは「ポジティブな声掛けを心掛ける」ということです。

我々もそうですが、ポジティブな声掛けをされるか、ネガティブな声掛けをされるかでモチベーションは変わりますよね?

 

「それはだめ、それはちがう」と言われると仕事もそうですがなかなかやる気が出てこないものです。

しかしそこの声掛けをいかに変えるかどうかで、モチベーションは変わってきます。

それは患者様も一緒です。自分自身の身体がなかなか動かないという状況に対して、どのようにすればいいか悩んでいるのは患者様自身です。

だからこそ、そのモチベーションを高めるためのポジティブな声掛けを心掛けることが、学習効果を高める秘訣になるのです。

 

そして何よりこうした研究結果は実際に理学療法学術大会で報告されていますので、もし興味があればチェックしてみてください。

この技術は運動学習においても重要であり、

ぜひ皆さまにはこうした情報を知っていただきたいと思います。