学んだ知識は誰かに教えることでさらに学習効率アップするって本当?
セミナーで学んだ知識を自分のものにしたいと感じているセラピストは多いと思います。
でもセミナーを受けてもなかなか身につかないなと感じる方も少なくないのではないでしょうか?
実はセミナーを受けた後に、あることをすると学習効率を高めることに繋がるのです。その方法とはいったい何でしょうか?
今日はこの話をしてみたいと思います。
学習効率を高めるためには誰かに教えることが一番って知ってた?
学習効率を高めるためには、ただ講義を聞いただけでは身につきにくいことは今までの人生の中で嫌というほど経験してこられたと思います。
ではその学んだ知識をどのようにすれば、自分の身になるようにできるのか?
それは誰かに教えることが一番だということを知っていますか?
ラーニングピラミッドという考え方があります。
ラーニングピラミッドとは、教育分野において情報の保持と学習の効果を示すためのモデルです。
このピラミッドは、具体的な学習方法によって情報をどれだけ長期間記憶に保持できるかを示しており、異なる学習スタイルの相対的な有効性を示唆しています。
このピラミッドは、アメリカの教育家であるエドガー・デールによって提唱されました。
彼は、人々が情報を受ける際の異なるアプローチに基づいて、学習の効果が異なることに気付きました。ラーニングピラミッドは、以下のような階層から成り立っています。
講義を受ける:ピラミッドの底辺に位置し、講義は情報を聞くだけの方法です。しかし、情報の保持率は低く、長期間記憶に残りにくいとされています。
読書をする:文字情報を読むことで学習する方法です。講義と同様に保持率が低いとされますが、情報の復習やアウトライン作成などの工夫によって効果を高めることができます。
視覚的な表現をする:図やチャートなどの視覚的な手段を用いて情報を理解する方法です。これにより、情報の保持率が上昇するとされています。
デモンストレーションをする:実際に動作するものを見たり操作したりすることによって学習する方法です。保持率が高く、具体的な体験を通じて理解が深まります。
討論する:グループで情報を議論し合うことで学習する方法です。他の人の視点を聞くことで深い理解が得られる場合があります。
実践する:自分で実際に行うことによって学習する方法です。実際の経験を通じて情報が定着し、保持率が最も高くなります。
ラーニングピラミッドは、学習効果を最大化するためには、単に情報を受けるだけでなく、視覚的な表現や実践的な経験を通じて学習を深化させる必要があることを示しています。
特に対ヒトに対して討論したり教えたりすることでさらに学習効率が高まりますので、ぜひ試してみてくださいね。