なぜ骨盤底筋群の評価ができる理学療法士や作業療法士が求められているのか?
運動療法においてインナーマッスル(単関節筋)を働かせることは
一つのキーポイントとなりますが、だからこそ難しい問題にもなります。
患者様の運動を評価するとアウターマッスル(多関節筋)が過剰に働くことで
関節運動にズレが生じ、可動域制限や痛みなどが出現します。
こうした問題は骨盤底筋群にも言えることです。
近年、リハビリテーションの臨床現場で注目度が急速に高まっています。
尿失禁、骨盤臓器脱、腰部骨盤帯、そしてアスリートのパフォーマンス低下など、骨盤底筋群の機能不全は多様な症状に関わることが明らかになってきています。
こうした問題を解決するために、どのようなトレーニングをすべきなのでしょうか?
本日はこうしたことを解説してみたいと思います。
インナーマッスルを鍛えるために重要なこととは?
リハビリ現場においてアウターマッスルを過剰に働かせている場面をよく目にします。
こうした状況はインナーマッスルが働いていないことにより、に関節筋が過剰に働いているという状況をよく目にします。
インナーマッスルを鍛えると、姿勢の改善が期待できます。
特に体幹部にある「腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群」を鍛えることで、脊柱を支え、姿勢を改善し、身体の軸を安定させる効果が期待できます。
こうしたトレーニングを行うためには、呼吸を意識し、しっかり大きな息をさせながらリハビリを行うことが重要です。
インナーマッスルを鍛えるためにはこうしたアプローチを考えてみましょう。
骨盤底筋群の評価は高齢者だけじゃない理由を解説します
骨盤底筋群の評価とリハビリテーションは、高齢者特有の問題として捉えられがちですが、決してそれだけに限られるものではありません。
近年、骨盤底機能障害はリハビリテーションの臨床現場で注目度が急速に高まっており、尿失禁や骨盤臓器脱といった典型的な症状に加え、腰部骨盤帯の不調やアスリートにおけるパフォーマンス低下とも深く関わることが明らかになってきました。
若年者やスポーツ選手であっても、呼吸や姿勢、体幹機能との協調が乱れることで骨盤底筋群の機能不全が生じることは少なくありません。
しかし実際の臨床では、評価の難しさや、骨盤底筋トレーニングを正しく指導できているのか分からないという不安を抱える医療従事者も多いのが現状です。
骨盤底筋群は目に見えにくく、随意収縮の確認も容易ではありません。
そのため、高齢者に限らず、幅広い対象に対して正確な評価と理解に基づいたアプローチが求められます。
骨盤底筋群の構造と機能を正しく理解することは、症状の改善だけでなく、再発予防やパフォーマンス向上にもつながる重要な視点と言えるでしょう。
骨盤底機能障害に対するリハビリテーション|理学療法評価と骨盤底筋トレーニングの実践
講師:横井 悠加 先生