なぜリハセラピストがレントゲンやMRI画像を読むべきなのか?
レントゲン画像やMRI画像は医師が評価できればいいと思っていませんか?
確かに我々セラピストは診断を下すことはできません。
しかし画像を見れるかどうかによって、患者様の情報を得られる量は異なります。
関節可動域やMMT、神経学的検査と同様に、様々な情報を得ることができるのです。
その理由について今日は解説してみたいと思います。
なぜリハセラピストがレントゲンやMRI画像を読むべきなのか?
例えば大腿骨頸部骨折の患者様のリハビリにおいて、骨接合術後の偽関節は避けておきたい症状の一つです。
偽関節が発生しているかどうかで、患者様の術後の痛みや筋力低下の原因が変わってきます。こうした情報はレントゲン画像をチェックしていくことで理解することができます。
他にも軟部組織損傷にともなう股関節や膝関節の運動機能障害を予測することもできますし、関節の不安定性や軟骨編成が発生するリスクも予測することができます。
患者様の「なぜ?」を理解するためには、こうした情報を自分でチェックすることで、医師に確認を取り、リハビリの進め方などに活かすことができますので、リスク管理や予後予測に役立つのです。
こうした情報を学ぼうと思うと、整形外科医で熱心な方がおられる病院であれば、勉強できると思いますが、そうではない職場が多いのではないでしょうか?
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白金整形外科病院 / 理学療法士