温熱療法の治療メカニズムを基礎から学んでみませんか?

外来リハのある病院で働いていた時には、ほとんどといっていいほど使っていた温熱療法

特にホットパックやマイクロはほぼ毎日利用していました。

しかしながらその時は、軟部組織を和らげる効果が、といったあいまいな説明しかできなかったことを覚えています。

 

確かに一般の患者様に対してはその説明でいいのかもしれません。

しかし我々理学療法士や作業療法士が専門職に対して説明するときには

こうした説明はきちんとできておくべきだと最近つくづく思います。

 

温熱療法は、外来リハビリテーションにおいて非常に重要な治療手段として広く利用されています。

私たち理学療法士や作業療法士は、患者様に対してその効果を伝えることが求められますが、

専門職同士での議論においては、より具体的なメカニズムを理解し、説明できることが重要です。

 

あなたはきちんとこうした説明を同僚にできていますか?

 

温熱療法の効果についてきちんと理解していますか?

温熱療法は世界的に古くから利用されている治療法であり、

湯治、温泉療法といった言葉が昔からずっと使われてきています。

 

この体を温めるという行為が、身体を癒すということは理解できていても

そのメカニズムをきちんと説明できるセラピストはどれくらいおられるのでしょうか?

 

温熱療法は運動療法とは異なる刺激を身体に与えることができ、

昨今様々な治療機器が臨床の中で使われています。

ホットパックやマイクロもその一部です。

 

この温めるという治療手技を基礎的な部分から見直して、身体にどのような効果があるのかを今一度考えてみませんか?

 

ホットパックやマイクロ波はどのような時に使い分けるべきか?

さて、それでは温熱療法と一言で言っても、様々なものがあるため、

今日はよく利用するホットパックについて解説していきたいと思います。

ホットパックは物理療法の中でも利用頻度が特に高く、湿熱と乾熱の二つに分類されます。

湿熱は水分の気化などの要因により皮膚表面温度が乾熱よりも早く低下するという特徴を持っています。

こうしたホットパック療法を行うことで、温度調整機構の作用で血管拡張作用のあるヒスタミン様物質の分泌が行われ、

皮膚の毛細血管が拡張子、皮膚内の血流は二倍以上になり、血行が促進されます。

そのため痛み物質であるヒスタミンやブラジキニンなどが除去されて痛みが軽減されるのですね。

 

こうしたメカニズムは我々セラピストにとって当たり前の知識です。

これらをもっと詳しく学ぶためにはこちらのセミナーをチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

臨床で効果的な物理療法の基礎知識|臨床における温熱療法のメカニズム

 

 

講師:平賀 篤 先生

帝京科学大学 医療科学部理学療法学科

 

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