高次脳機能障害を呈する患者様のリハビリで気を付けることとは?
目に見えているのに提示された物品がわからない。
こうした患者様は少なくありません。
視力が保たれているのにも関わらず物品の呼称・使用法・分類が分からなくなる症状のことを失認(視覚失認)といいます。
このような患者様のリハビリについて、どのように進めていけばいいか悩むことはありませんか?
今日はこうした内容について解説してみたいと思います。
視覚失認を呈する患者様のリハビリの進め方とは?
視覚失認を呈する患者様は少なくありません。
こうした症状は前頭葉や側頭葉、後頭葉の障害によって起こります。
そのため、どこに障害があるのかをきちんと理解しておくことが重要になります。
視覚失認は、例えばじっとしている猫を見てもわからないけど、鳴き声を聞くとねこだということがわかるというように、
視覚以外の情報を賦活させることで認識できるという状況があります。
そのため、視覚以外の情報をきちんと有用に働かせながらリハビリを行うことで、情報を把握できるようになると言われています。
もしあなたがこれからのリハビリで悩むことがあれば、
こうした情報を利用してリハビリを進めてください。
視覚失認を呈する患者様のリハビリで悩むなら、このセミナーをチェックしてみてはいかがでしょうか?
2024年7月26日(第四金曜日)20:30~22:00【オンライン開催】
作業療法士向け脳血管障害の高次脳機能障害に対する評価とリハビリ|失認編(視覚失認を中心に)

講師:宮内 貴之 先生
湘南医療大学保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
専門作業療法士(脳血管障害)