心肺機能を分けて考えているあなたに警告を鳴らします

よく心リハとか呼吸リハ、と分けて考えられる方がおられます。

しかしそれは注意が必要!

 

と今日は警告を鳴らしたいと思います。

なぜなら、呼吸器疾患であっても心機能に負担はかかりますし、

心疾患であっても呼吸機能に多大な影響がかかります。

 

走って息が切れるのに、脈拍数は一定だという方は少ないですよね?

なのになぜ心リハ、呼吸リハ、と分けて考えるのでしょう?

 

今日はその考え方が危険な理由について解説します。

 

心肺機能を分けて考える理由とそれが危険な理由

今日はあえて心肺機能というキーワードを使わせていただきますが、心機能と呼吸機能を分けて考える理由とはいったい何でしょうか?

 

それは単純に呼吸器疾患や心疾患という疾患ベースで物事を考えるという風潮と、単純に情報が多すぎるという点が問題になっているのではないでしょうか?

 

臨床で働いているセラピストはこうしたことはいとも簡単に理解しているはずです。しかし勉強会を探してみると心肺機能を一つにまとめて考えている勉強は少ない印象を受けます。

 

しかしヒトの身体は区別して考えることはできません。

走れば息は切れますし動悸はします。

こうした問題を理解するためには心機能と呼吸機能を切り離して考えることは危険です。

脈管系を考える上で肺動脈や肺静脈を考えることもありますよね?

なら一緒に考えるほうがわかりやすいと思いませんか?

 

もちろん疾患ごとのお話は分けて勉強することは可能ですが一緒に考えてみませんか?

 

PT・OTのためのリハビリに必要な呼吸・心機能の評価と技術|一括申込

講師:奥村 高弘 先生

近江八幡市立総合医療センター 副主幹

理学療法士

循環器認定理学療法士 
心臓リハビリテーション指導士 
腎臓リハビリテーション指導士

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本日もお読みいただきありがとうございました。