後輩指導をする際に上司が覚えておくこととは?
臨床経験が3年目を過ぎた頃から、後輩の指導を任される機会が増えてくるものです。
ですが、実際に「どのように後輩を教えるか」という方法を、体系的に学んだことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。
自分自身の業務に追われ、後輩の面倒を見たい気持ちはあっても、つい後回しになってしまった。
そんな経験をお持ちの方も多いと思います。
振り返れば、自分が後輩だった頃は、先輩の言葉や行動を観察して学び取ってきたはずです。
しかし、いざ自分が指導する立場になると、「どこから教えたら良いのか」「どこまで任せていいのか」と悩んでしまう人がほとんどです。
これは、誰しもが一度は直面する壁だと言えるでしょう。
だからこそ、後輩指導は感覚任せにせず、ちょっとしたコツや考え方を知っておくことで、より円滑に進めることができます。
今回は、そんな後輩指導の基本についてお話ししたいと思います。
後輩指導に欠かせない3つの視点とは?
後輩指導を行う上で、覚えておいてほしいことが3点あります。
①相手のレベルと背景に合わせる
②育てるという意識を持つ
③信頼関係を築く
こうしたことをまずは心掛けるようにしてみてください。
あなたがこれから指導をしようとしている後輩は、社会人1年目でまだ何も知らない後輩なのです。
そのため、まずは相手のレベルと社会的背景を理解する必要があります。
比較的後輩指導でやりがちなのが、要求レベルが高すぎるということです。
相手のレベルに応じた課題を与えることから始めてみてください。
次に、育てるという意識を持つことです。
例えば自分の子供が成長する過程を知っている人であれば、愛情をもって接するという感覚を持つことはわかると思います。
相手も人なので、愛情をもって接すると、それに応じた内容を返してくれます。
そして最後に信頼関係を築いていってください。
指導は信頼がなければ機能しません。
上から目線ではなく、リスペクトと関心を持って接することで、後輩も安心して質問・相談ができるようになります。
日々の声掛けや適切な承認を心掛けて対応してみてはいかがでしょうか?
後輩指導はとても難しい内容だと思います。
自分の時間も奪われますし、自分に余裕がないという人もいるでしょう。
後輩は自分のことをよく見ています。
ぜひ自分の写し鏡という意識で接してあげてほしいと思います。
こうしたことについて学べるセミナーをエポックでは用意しています。
ぜひチェックしてみてください。
後輩指導に必要な3つの育成のポイント|指導者に求められるスキルとは?
講師:奥野 泰介先生
加納総合病院 リハビリテーション科 科長 理学療法士
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