脳卒中片麻痺患者様の歩行練習の進め方とは?
臨床の中で脳卒中片麻痺患者様の歩行能力に対するリハビリ技術難しい
そう感じているセラピストは多いと思います。
私自身も新人の時はどのように対応すべきか悩むことが多かったです。
- どのような流れで勉強すべきなのか
- どこから見ればいいのか
- 何が問題点なのか
- どこから手を付けていけばいいか
こうした悩みを抱える方は多く、私自身もそう感じていました。
その場合はまずここから始めるべき、という話を先輩にしていただいた経験を
今日はお話したいと思います。
脳卒中片麻痺の歩行動作の治療は正常動作から考えよう
脳卒中片麻痺患者様のリハビリはなにから始めるべきか?
新人の頃の私はこういう悩みを抱えていました。
そのころに指導をしていただいていた先輩からは、「正常動作をきちんと考えてみて」と話をしていただきました。
正常動作分析はなぜすべきなのか?
その理由は正常動作と患者様の動作との相違から、
「なぜそのような減少になっているのか」を推測することができるようになるからです。
患者様の歩行動作を治療するためには、
正常動作と逸脱している部分を分析し、その理由を細分化してリハビリを考える必要があります。
そのために必要なことを我々は学ぶべきなのです。
脳卒中片麻痺患者様のリハビリはかなり困難を極めます。
そのため何から手を付ければいいかわからないということも少なくありません。
動作分析は理学療法士・作業療法士にとって欠かせない技術
「その動作、なぜうまくいかないのだろう?」
そう感じたことはありませんか?
リハビリテーションの現場では、寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行といった基本動作を対象とした支援が日常的に行われています。
しかし、ただ繰り返し動作を練習しても、必ずしも効果的に身につくとは限りません。
動作がなかなか改善されない、あるいは安定しないといったケースに直面することも少なくないのです。
その背景には、我々が患者様の動作そのものを「どう見て、どう捉えるか」という視点の不足があることが挙げられます。
単に目の前の動作だけを見るのではなく、
身体の使い方や重心移動、
筋活動のタイミングなど、
動作の背景にある要因に目を向ける「見方」と「考え方」が重要になります。
つまり、動作をより深く理解するためには、観察の質を高めることが不可欠です。
動作がうまくいかない原因を表面的なものだけで判断せず、
その人の身体機能や環境との相互作用をふまえて分析することが、的確な支援と成果につながります。
効果的な動作獲得のためには、適切な視点での観察と評価が欠かせないのです。
もしそうしたことに悩んでいるのであれば、こちらもチェックしてみてください。
理学療法士・作業療法士のための基本動作分析 |歩行動作の基礎と異常パターンの理解
講師:鈴木 博人 先生
東北文化学園大学医療福祉学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻 講師 (一社)宮城県理学療法士会 理事(学術局長)
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