リハビリ現場で近年注目されている筋膜リリース技術とは?
あなたはフロッシングという技術を知っていますでしょうか?
フロッシングは近年スポーツ現場でよく利用される手法で、フロスバンドというゴムバンドを巻き付け、圧力を加えながら運動を行うことで
軟部組織の硬さを改善するという手法になります。
その技術をリハビリ現場に取り入れながら治療する方法が最近研究が進んでいるのです。
今日はこうしたことについて解説します。
脳卒中片麻痺患者様や整形外科疾患の可動域制限の原因になる筋膜とは?

肘関節や肩関節、手関節など様々な部位において可動域制限を呈している疾患を担当したことがあると思います。
そうした際にあなたはどのようにストレッチを行っていきますか?
そもそも関節可動域制限を呈する原因として筋膜の癒着が挙げられます。
筋膜とは、筋肉や内臓、神経などを包み込み、全身をつなぐ組織です。本来は滑らかに動くことで、関節や筋肉のスムーズな動きを支えています。
しかし、長期間の安静や同じ姿勢の継続、外傷や炎症などがきっかけとなり、筋膜同士の滑りが悪くなると「癒着」が生じます。
この状態では、筋肉が十分に伸び縮みできず、関節の動きが制限されてしまいます。
また、無理に動かそうとすると痛みが出やすく、防御的な筋緊張がさらに可動域を狭める悪循環に陥ります。
フロッシングの技術は筋膜リリースに有用なのか?

以前、加圧トレーニングという技術が話題になりました。
加圧トレーニングは腕や足の付け根を専用のベルトで圧迫しながら行う筋力トレーニングで血流の制限が目的ではありました。
しかしこのフロッシングという技術は目的が異なります。
これはドイツのスポーツ理学療法士が考案したメソッドでゴムバンドを巻き付けて圧迫しながら関節や皮膚、筋肉を動かすことで筋膜の状態を改善するという技術です。
こうしたリカバリー法が近年リハビリ現場においても注目されているのです。
ゴムの抵抗力と圧迫が関節可動域の改善や腰痛、肩こりの予防などに注目されています。
ではこうした技術はリハビリ現場で本当に使えるのか?
どのような患者様に適応されるのか?
こうしたことを学べる機会ができましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
整形外科疾患・脳血管疾患に対する上肢に対する運動療法|フロッシングを用いた運動療法
講師:佐々木 秀一 先生
北里大学病院リハビリテーション部 主任 一般社団法人神奈川県作業療法士会 理事(学術部担当) 第20回神奈川県作業療法学会実行委員長
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