リハビリ現場で近年注目されているフロッシングという技術とは?

あなたはフロッシングという技術を知っていますでしょうか?

フロッシングは近年スポーツ現場でよく利用される手法で、フロスバンドというゴムバンドを巻き付け、圧力を加えながら運動を行うことで

軟部組織の硬さを改善するという手法になります。

その技術をリハビリ現場に取り入れながら治療する方法が最近研究が進んでいるのです。

今日はこうしたことについて解説します。

 

フロッシングの技術はリハビリ現場に有用なのか?

以前、加圧トレーニングという技術が話題になりました。

加圧トレーニングは腕や足の付け根を専用のベルトで圧迫しながら行う筋力トレーニングで血流の制限が目的ではありました。

 

しかしこのフロッシングという技術は目的が異なります。

これはドイツのスポーツ理学療法士が考案したメソッドでゴムバンドを巻き付けて圧迫しながら関節や皮膚、筋肉を動かすことで筋膜の状態を改善するという技術です。

こうしたリカバリー法が近年リハビリ現場においても注目されているのです。

 

ゴムの抵抗力と圧迫が関節可動域の改善や腰痛、肩こりの予防などに注目されています。

ではこうした技術はリハビリ現場で本当に使えるのか?

どのような患者様に適応されるのか?

こうしたことを学べる機会ができましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

上肢領域における新しい運動療法「フロッシング」の臨床応用|整形外科疾患および脳血管疾患の適応例

講師:佐々木 秀一 先生
北里大学病院リハビリテーション部 主任 一般社団法人神奈川県作業療法士会 理事(学術部担当)  第20回神奈川県作業療法学会実行委員長