恐怖感が動作学習を制限するその理由とは?
なかなか動作学習ができないという症例を経験したことはありませんか?
自分が思っている動きと異なる動作をいつもしてしまう患者様にやきもきするという方もおられると思います。
その理由についてあなたは考えたことはありますか?
こうした動作学習について、私たちは認知機能の問題や
高次脳機能障害を疑うことはよくあると思います。
しかしながら、我々正常な場合においても、なかなかうまく動作学習がなされない場合もあるということをぜひ思い出してほしいのです。
その理由はなぜか?
今日はこうしたことについて解説してみたいと思います。
恐怖感が動作学習を制限する
残存した運動能力を潜在化させたり、
ポジティブな患者、ネガティブな患者を生み出したりする要因の根底にあるのは、
患者自身の身体の変化に伴う「動作イメージと実際の動きの違い」です。
このギャップが生じると、患者は不安を感じ、動きたくないというネガティブな感情に苛まれてしまいます。
それによって、運動能力的には可能であっても、最適なパフォーマンスを発揮できなくなるのです。
こうした場合において、我々は動作を反復してトレーニングするだけでは
患者様の動作学習にはつながりません。
そのためにはどう言ったことが必要になるのでしょうか?
まずは患者様の恐怖感や不安を取り除くことが重要であると
冨田昌夫先生は提唱されておられます。
こうしたことについて徹底的に解説していただけるセミナーをご用意しています。
②2024年7月30日(第五火曜日)20:00~21:30【オンライン開催】
クラインフォーゲルバッハの運動学|運動の支援活動とバランス反応

講師:冨田 昌夫 先生
びわこリハビリテーション専門職大学
理学療法学科 教授