抑制帯を付けない転倒予防の環境調整とはどうすべきか?

高齢者や認知機能面の低下している患者様に対して、

転倒リスクを予防するために、一昔前までは3点柵や抑制帯を利用して転倒予防を行うということもあると思います。

しかしこうしたことは身体拘束として扱われ、最近はあまり利用せずに転倒リスクを考えようという考え方が浸透してきていると思います。

ですが、完全な転倒予防対策がない中で、

どうしても安全のために身体拘束を行わざるを得ないという手段を取りがちではありますが、こうした転倒リスクはチームアプローチで行っていく必要があります。

 

今日はその内容について解説していきたいと思います。

 

チームで取り組む転倒予防の方法とは?

転倒リスクの高い患者様に対して、身体拘束を利用せずに対応する方法はどのような方法があるのかあなたは考えたことはありますか?

転倒リスクが高い患者様に我々はリハビリを提供することは多くても、

いざ患者様が病棟に帰ったら、看護師さんや介護士さんにまかせっきりという状況は少なくありません。

それではチームアプローチを行っているとはいいがたいと思いませんか?

 

転倒リスクは我々リハビリ職種も関わっていくべき内容になります。

我々がリハビリを行う時間や頻度、そのタイミングなども病棟と相談し、我々に何ができるのかを考えていくことも、チームアプローチの一環です。

 

私自身の経験としては、病棟カンファレンスでどの時間帯が手薄になるのかを伺い、その時間にリハビリをあてがうことで、人の目が途切れないように行うという方法もありました。

 

こうしたことは一例ではありますが、転倒予防は病棟スタッフとチームで行っていくということが重要になるのです。

 

他にも方法はありますので興味があればこちらをチェックしてみてくださいね。