運動するためにはエネルギーがなければ動けない
高齢化に伴い運動器だけの単一疾患の患者は少なくなっています。
併存する疾患の特性を考慮してプログラムやリスク管理を行う必要がありますが、
いろいろ手を尽くしても、なかなか良くならない患者の背景には何があるのでしょうか?
私自身も訪問現場で様々な患者様を担当していますが、運動療法だけではなかなか良くならないという患者様を経験します。
こうしたときにはちょっとした視点を変えて考えることもとても重要になりますので、今日はこうした経験についてお話ししたいと思います。
エネルギーはどこから来るか?|患者様の日常生活をチェックしよう
人間だけでなく、多くの物体は何かしらのエネルギーを利用して動いています。
このパソコンも電源を入れないと動きませんし、車もガソリンがなければ走りません。
人間だって食事をとらなければ動けませんよね?
こうしたエネルギーがきちんととれているかどうかをチェックすることもとても重要になります。
しかしながら我々理学療法士や作業療法士は運動療法にばかり目が行きがちになっているといっても過言ではありません。
もちろん病院で働いていると、こうしたところには看護師や管理栄養士が管理してくださっているという根底があります。
だからこそ訪問現場などではこうした視点を持って
様々な患者様に関わっていかなければいけません。
本セミナーでは運動器疾患に対する理解とともに、フレイルやサルコペニアについて徹底的に解説していただきます。
そのうえで臨床でよくみられる運動器疾患の「なぜ?」について解説していただきます。
2024年10月2日、11月1日 20:00~21:30【オンライン開催】
運動器疾患をサルコペニア・フレイルから読み解く方法|どうする?難渋症例
講師:池田崇先生
昭和大学 保健医療学部 理学療法学科
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院
昭和大学スポーツ運動科学研究所