患者様のADL能力は情動によって左右される理由とは?
あなたはうれしい時、悲しい時、怒っている時、
様々な環境が渦巻いていると思います。
そうしたときに一定のパフォーマンスを維持することはできますか?
私は難しいです。
どうしても、自分の感情に左右されることはとても多く
高校野球をやっていた時は特にそれが顕著でした。
これは入院されている患者様も同様に考えられます。
様々な感情で、急激で一時的なものによってパフォーマンスは変化します。
これを情動と言い、ここを理解することが患者様のパフォーマンスにも影響します。
今日はこうしたことについて考えてみたいと思います。
患者様のADLを考えるうえで情動系を理解しよう
ご入院されておられる患者様は、様々な感情が渦巻いています。
その中において、早期離床、早期歩行を求められ
自分の感情を抜きにしてリハビリを行わなければいけないということは往々にしてあります。
なぜならご入院される前の自分の身体と
入院してからの自分の身体では、
患者自身の身体の変化に伴う
「動作イメージと実際の動きの違い」
が圧倒的に変わるからです。
例えばあなたが今までスポーツをしてきたとしましょう。
でもあることがきっかけでスポーツが何もできなくなったとしたら
あなたはどんな感情が渦巻きますか?
こうしたことを理解し、どのような言葉かけをすべきか
どのような動作指導を行うか
これが特に重要になる撮っても過言ではありません。
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2024年8月20日(第三火曜日)20:00~21:30【オンライン開催】
クラインフォーゲルバッハの運動学|脳卒中片麻痺患者の情動について考える
講師:冨田 昌夫 先生
びわこリハビリテーション専門職大学
理学療法学科 教授