がん患者様のリハビリで覚えておきたい身体症状以外の問題とは?
がん患者様のリハビリを担当する機会は、リハビリ現場で働くセラピストなら少なからずあるのではないでしょうか?
私自身は比較的、がんを患っておられる患者様のリハビリを担当する機会は多いと思っておりましたが、実際自分の身内にがんが見つかると、様々な思いや感情が沸き上がってきます。
こうした感情は、セラピスト側にいるときは知識として知ってはいても、全然異なるものだなという思いに苛まれるものです。
今日はこうしたお話をしてみたいなと思います。
がん治療の副作用に伴う精神的なもの以外の影響とは?
抗がん剤治療の特徴的な副作用としては、吐き気や嘔吐、脱毛や疲労感、食欲不振など様々な症状が出てくるという話は聞いたことがあると思います。
それに加えて、精神的な影響があるという知識は今まで持ってはいました。
しかしながら自分自身の身内がいざなるとなった場合、今までの多くの思い出や、今後の不安といったものが本人だけでなく、周りにも影響を及ぼすのだなとつくづく痛感しています。
こうしたネガティブな影響は家族にも伝搬し、なかなかメンタル面での浮き沈みが激しいのだなと感じている次第です。
もしあなたががん患者様のリハビリを担当する機会があるなら、ぜひこうした感情もくみ取りながら、リハビリを担当してみてはいかがでしょうか?
がん患者様が感じておられる4つの苦痛とは?
前述したようにがん患者様が感じておられる身体的苦痛については以前もご紹介してきましたが、今日はこうしたがん患者様が感じておられる苦痛についてお話をしたいと思います。
がん患者様が感じておられる身体的苦痛、精神的苦痛は理解できると思いますが、他にも社会的苦痛やスピリチュアルペインといったものがあります。
社会的苦痛とは仕事上の問題や人間関係、他に経済的苦痛や家庭内の問題といったことになります。
また、スピリチュアルペインとは腎税の意味や価値観、死生観について、市への恐怖や自身の喪失等、自分自身を価値のないものと感じてしまうつらさなどを言います。
こうした苦痛に対して我々は理解し、患者様に寄り添っていく必要があります。
我々は身体的苦痛や精神的苦痛に対するケアががん患者様のケアには重要と感じてきましたが、こうした苦痛に対しても理解し、患者様の社会的な背景も考慮を入れたケアを進めていくことが重要です。
でもこうした悩みは実際のところ我々ではどうもできないということも事実ではあります。だからこそ、こうした告知後に正しい情報とつながりや病気の理解を深めるということが重要です。
具体的には仕事の継続や、経済的な負担軽減のための制度相談、がん患者様の体験を聞く患者会などのご紹介もとても重要です。
こうした情報を持っているだけでもとても有用になりますので是非チェックしてみてください。
それ以外のがん患者様に対するリハビリの考え方に興味がある方はこちらをおすすめします。