リハビリ職種が脳画像をチェックすべき理由とは?

リハビリテーションは、身体機能の回復だけでなく、

患者の心理的なサポートや生活の質の向上にも寄与する重要なプロセスです。

 

その中で、脳画像を活用することがますます注目されています。

脳画像は、脳の構造や機能を視覚的に示すものであり、リハビリにおいてどのように役立つのでしょうか。

今日はなぜリハビリ職種が脳画像をチェックすべきなのかについて解説します。

 

リハビリ職種が脳画像をチェックすべき理由とは?

脳画像を通じて、脳の損傷や病変の状態を可視化することができます。

これにより、医療従事者は患者の具体的な問題を理解しやすくなり、リハビリプランをより適切に立てることが可能になります。

 

例えば、脳卒中や外傷性脳損傷の患者において、どの領域が影響を受けているのかを把握することで、特定の運動や認知機能に焦点を当てたリハビリを行うことができます。

こうした障害部位を理解することで、どのようなトレーニングが必要なのかを推測することができます。

 

次に、脳の障害を受けた後、どのような状態にあるかをチェックすることで、回復の程度を理解することができます。

今は危険な状態にあるのか、それとも状態的に比較的安定していることで運動負荷量を高めることができるのかがわかります。

 

リハビリにおいて運動負荷量の調整はとても重要な役割を担います。

そのため運動負荷をかけるためにはとても慎重に行わなければいけません。

だからこそ脳画像をチェックし、今の状態を把握することに努めていくべきです。

 

リハビリにおいて脳画像を活用することは、患者の状態を理解し、

進捗を評価し、個別化されたアプローチを提供し、さらには新たな研究の道を開く上で非常に重要です。

患者自身が自らの回復プロセスに参加し、理解を深めることができる環境を整えることで、リハビリの効果を最大限に引き出すことが期待されます。

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講師:田岡 知代 先生

おさか脳神経外科病院 / 理学療法士 / 香川県理学療法士会 理事
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