循環器疾患のリハビリで重要な血液データをきちんと理解しよう
先日、私の患者様がご入院から退院されました。
その患者様はNT-proBNPが高く、かなり心臓に負担がかかっていると医師から話をいただいたと患者様の家族様からお話を伺うことができましたので、
状態に注意しながらリハビリを実施しました。
という風に書くと、皆様はどのように感じられますでしょうか?
NT-proBNPが高い状態って何?となりませんか?
今日はこうしたデータのお話をさせていただきます。
循環器疾患のリハビリで重要な血液データをきちんと理解しよう
循環器疾患のリハビリには血液データを理解する必要がある
と聞いたことはあると思います。
でも実際、データは医師や看護師がチェックするものと思っていませんか?
臨床においては診断がついていないけど病態は保有している
いわゆる隠れ○○と呼ばれる患者さんは多く存在します。
虚血性心疾患もその一つです。
そのため、こうした血液データを評価して現状の状態を把握しておく必要があります。
今回の患者様ももともと心疾患を有しておられましたが、
退院してこられてかなり状態が悪化しているという状況になっています。
そのためこうしたデータをもとにプログラムを変更していく必要があるのです。
主病名にとらわれすぎずに患者さんの病態を把握できるようになるためには、検査データを診る力が必要なのです。
我々セラピストにとってもとてもなじみ深いものになります。
ぜひこうした情報をきちんと精査する技術を学んでみてはいかがでしょうか?
2024年10月10日 19:00-20:30【オンライン開催】
理学療法士・作業療法士のための心疾患のリハビリの進め方|検査データの診かたと活用
講師:松尾 善美 先生
武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 教授 / 上級心臓リハビリテーション指導士
西村 真人 先生
大阪労災病院 / 理学療法士