回復期における歩行の安定性の評価とリハビリで考えておくべきこと

ヒトは歩く際に危険を事前に予測して、

無意識の中で身体の緊張を調整しているということをご存じですか?

私たちの身体は無意識の中で資格からの情報を統合し、

過去の経験の中から自分の身体を環境に適応させるという行動をとります。

 

しかしながら病気の影響で入院してしまい、

しばらく重力の影響から離れる患者様に対しては

こうしたところに着目したリハビリの提供が必要不可欠です。

今日はそうした内容について解説します。

 

歩行の安定性を確保するために必要な姿勢制御機能とは?

前述したように、人は事前に環境に適応しやすいように筋緊張を調整しています。

これを予測的姿勢制御(APA)と言います。

予測的姿勢制御(anticipatory postural adjustments:以下APAs)とは、

意図した運動の活動開始に先行した筋・身体局所の活動で、

フィードフォワード性の姿勢調節であり、姿勢動揺を緩衝させるものである。

 

例えば前方のコップを持ち上げようとする際に、

腕を持ち上げる前に体幹の筋収縮がきちんと入る必要があります。

中枢部の筋活動がうまく働かなければ、末梢部の筋収縮は働きづらい環境になってしまいます。

 

そのため事前に働くべき筋収縮を我々がきちんと理解しておく必要があります。

でないとAPAsが働いていないからといって、

こちらがうまく収縮を促していくことができないからです。

 

予測的姿勢制御ができるかどうかは

歩行動作における筋収縮には欠かせない機能です。

もしあなたが歩行動作の治療に携わっていくのであれば、

こうした知識の習得が必要になります。

 

回復期の新人PTのための歩行の予測的姿勢制御のメカニズムとリハビリ|姿勢制御のためのハンドリング

 

講師:大沼 亮 先生 

目白大学 保健医療学部 理学療法学科 助教

 

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