脳卒中片麻痺患者様の抗重力伸展活動の考え方について

ヒトの活動は抗重力伸展活動を抜きにしては考えることはできません。

寝返りや起き上がり、座位保持や歩行練習に至るまで

ヒトは活動をするうえで重力にいかに抵抗して、

動作を行うかを考えていく必要があります。

 

また、抗重力伸展活動を行うためには繰り返し練習は必要です。

しかしながら、繰り返し練習を行う中で、失敗を繰り返してしまうと

モチベーションが低下しています。

特に応用動作については歩行練習を進めるだけでは身につかず

難しい課題をクリアしていくことが求められます。

こうしたことを考慮してリハビリを進めていかなければいけません。

 

今日はその考え方について説明します。

片麻痺患者様のリハビリは抗重力伸展活動の方法を考えて進めよう

小児の発達は重力に適応するところから始まり、

抗重力伸展活動や抗重力屈曲活動を獲得しながら行動範囲を広げます。

そのため、こうした重力の影響を抜きにして我々は歩行練習や立ち上がり練習を考えることはできません。

 

特に片麻痺患者様のリハビリを担当していると、

こうした重力に抵抗する筋出力がうまく獲得できないという場面に出会うことはあると思います。

だからこそ、少しでも多く自分で動いて環境に適応して成長していかなければいけないのです。

例えば画像のように床から立ち上がるためには、

  • 寝返り
  • 起き上り
  • 床座位
  • 床座位での重心移動
  • 上肢の動き
  • 臀部から上肢への重心移動

などなど、こうした動作を細分化すると特にどのような動きが必要になってくるかが良く見えてきます。

私達は片麻痺患者や脊髄損傷・切断者がどのようなバランス能力を有しているのか、

どのように回復過程を取るべきなのかを考えていかなければいけません。

 

抗重力伸展活動の練習は少しずつ課題を高める方法を選択すべき理由

抗重力伸展活動で失敗を繰り返してしまうと、練習に対するモチベーションが低下してしまいます。

その状態では患者様は自分で動こうとしたくなくなってしまい

リハビリに対するモチベーションも低下し、ADLの中で自分で動くということができなくなってしまいます。

そうしたことを防ぐためにも練習難易度の選択方法はとても重要です。

大切なのは自分で動くことで安全に動けるという安心感の獲得と共に

その課題を少しずつできる範囲を増やしていくということです。

 

こうした応用歩行動作練習をどのように進めていくべきかを考えるセミナーがありますのでぜひチェックしてみてください。

 

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講師:今村 泰丈 先生

 

 

 

 

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